ギターの時間 Guitar no Jikan|2017 - December - 17

2011年01月12日

クアドリフォーリオ デビューコンサートレポート「四つ葉」華麗に咲き、舞う。ver.2

top.jpg(2011/1/9 撮影:kaerucamera)
 
林 真衣、岡崎 舞、青山志緒里、小林 薫からなるクアドリフォーリオ結成記念コンサートが東京・ルーテル市ヶ谷センターで行われた。それぞれがソロとしての実力を充分に持ち、かつさまざまな演奏活動に取り組んでいる彼女たちがどのようなアンサンブルを聴かせてくれるのか、とても楽しみなコンサートだった。

 前半はハイドンの「ピアノ三重奏曲第39番ト長調「ジプシーロンド」、弦楽四重奏曲第76番二短調「五度」を確かな経験とテクニックで聴かせた。
 後半は野口 茜作曲壺井一歩編曲「Make a Wish」、ミラネージの「プレクトラム四重奏曲第一番ト長調」。前半のクラシックとは趣の異なる、モダンなステージとなった。
 プレクトラム四重奏曲第一番ト長調は難曲としても知られ、
演奏前に作品の内容とこの日まで4人も苦労したとのエピソードをリーダー・林 真衣さんが、紹介。一人一人のテクニックはもちろん、4人の音楽性が試される作品とも言え、演奏開始直前、奏者の緊張感と、満員の客席の期待が会場を満たした。そして、これを4人は見事に聴かせた。

 実力ある美しい彼女たちが挑戦したアンサンブル。公演直後、メンバーからは反省しきりの弁も漏れた。しかし、この日聞かせた音楽の推進力、エネルギーは、ソロではなかなか実現しにくいもののように聴いた。10人を越えるアンサンブル〜合奏とも異なり、音楽の縦横のラインの重なりや絡み具合がよりダイレクトに伝わる室内楽編成は、それだけ難しい側面を持っている。でも、この4人ならこ
んな音楽を聴きたい、やってほしい。そういう欲望をあおる。彼女達自身にしても表現したいこと演奏したい内容がまだまだたくさんありそうだ。今後ますます輝いてくれると期待させるコンサートであった。

quadri025.JPGクアドリフォーリオ(写真左から)
青山志緒里(マンドラ・テノーレ)Raffaele Calace1968
林 真衣(マンドリン)Raffaele Calace,Classico A prototipo1911
岡崎 舞(マンドリン)Gaetano Vinaccia BREVETTATO1920
小林 薫(マンドロンチェロ)大野,OCS2001












【クアドリフォーリオ演奏動画】
プレクトラム四重奏曲ト長調第1楽章から
Quartetto a plettro in Sol/Giuseppe Sirlen Milanesi
【クアドリフォーリオ演奏動画その2】
ピアノ三重奏曲ト長調「ジプシーロンド」
Haydn/PianoTrio No.39in G major. 

YOUTUBEでも限定公開開始

quadri005.JPG なお、今回中盤の第2部にゲスト出演したのは、大阪、広島を中心に活躍中のPino Bozzolo。リュート・モデルノの大下真由、ギターの松江亜紀子のデュオだ。2人の音色が、これまたたいへん美しく、バランスの良い演奏でびっくりした。フャリャ「はかなき人生」、ピアソラ「タンゴの歴史」、プホール「ブエノスアイレス組曲」、ピアソラ「タンティ・アン・プリマ」。人気のあるこれらの曲を雰囲気たっぷりに演奏し客席を魅了した。こちらもぜひ注目したいデュオだ。
共演:Pino Bozzolo
大下真由(リュート・モデルノ)Nicola&Raffaele Calace1892
松江亜紀子(ギター)Friedrich1968

【ピーノ・ボッツォロ演奏動画】
歌劇「はかなき人生」よりスペイン舞曲第1番/M.ファリャ
Primera DanzaEspanola de La Vida Breve/M.Falla


YOUTUBEでも限定公開中
posted by ebekaz at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | マンドリン/合奏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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